少年野球界、学童野球界を変えたい


まず、今回設立に至った経緯ですが、近年では少年野球の競技人口が大きく減少傾向にあると聞きます。JSPOの統計資料によると平成14年に163,019人いた軟式野球の競技人口は令和3年には116,021人まで減少しています。

少子化の影響も少なからずあるとは思いますが、肌感覚的な部分で言っても野球は衰退していると感じる人は多いのではないでしょうか。

「野球界を少しでも変えて野球を好きになる子どもたちを増やしたい」

この想いから少年野球チームの設立を決めました。 
 
では、なぜ野球界では競技人口が著しく減少しているのか。

端的に言うと

「野球は古臭い」

と言うイメージが強いからではないでしょうか。

少年野球チームではあまり見られませんが、中学野球・高校野球では坊主にするのが当たり前であったり、監督やコーチに怒鳴られ根性論をベースとした指導が行われているというイメージが強くあります。

私も小学校から高校までは正式にチームに所属し9年間ほど、大学に入ってからは草野球チームを設立して13年ほど野球をしてきました。その中では、実際に古臭い根性論をベースとした指導が行われていたのも事実です。

 私個人としては、根性論を真っ向から全否定する気は全くありません。チーム一丸となって泥臭く白球を追ったのはとても良い思い出ですし、理不尽に耐え「コンニャロー!!」とがむしゃらに努力した高校野球時代があったからこそ、今があると考えています。

ですが、、、、、少年野球の指導に根性論は必要ですか・・・?

私は大きな声でNOと言いたいです。少年野球は「野球を好きでいてくれること」「生涯どんな形でも野球をしたいと思ってくれること」のためにあるべきだと考えています。

もちろん勝つことを一番に考える”勝利至上主義”をベースとしたチームがあってもいいとは思います。子どもたちが勝ちたいと思うのは当然です。しかし、「チームが勝つこと=指導者力」になっていませんか・・・?

未だに少年野球チームでは威圧的・高圧的指導で子どもたちを怯えさせ強権的なチームを運営されているチームは多くあります。指導者は「ワシらの時代はそうだった」をベースに指導されているため当然と言えば当然ですが・・・

また、そうした少年野球チームでは指導者の経験ベースで練習を行うため”根性論”で子どもたちの怪我のリスクが高まるということも多々あります。

科学的根拠に基づく指導や最新の理論を取り入れた方が指導者として箔が付く気がするのは僕だけでしょうか・・・

子どもたちは道具ではありません。宝です。活気あふれる姿は人々に活力を与えます。そんな子どもたちを道具のように扱う指導者は見ていられません・・・


長くなりましたが、浜松アークスピリッツでは

「めっちゃ楽しい !!」

をモットーに野球に取り組んでいきます。生涯野球を続けたいと子どもたちが思ってくれるようなチーム運営を行い野球界の発展に取り組んでいきます。


静岡県浜松市の学童野球チーム
代表 石井 悠喜
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